診療のご案内-Medical Care-耳の病気-聴こえにくい

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耳垢(耳あか)栓塞

耳垢栓塞(じこうせんそく)とは、外耳道に耳垢(じこう)が多量に溜まり、耳に栓がされたような状態になることをいいます。耳垢栓塞は、鼓膜が見えないほど耳垢が溜まり、耳栓をしたような状態になるいわゆる難聴の一種です。

耳垢(みみあか)には「乾燥した耳垢」「粘性の耳垢」の2種類が有り、健康な耳の場合、耳垢はもともと自然に耳の外に移動してくる性質をもっていますが、粘性の耳垢の方、代謝の早いお子さん、高齢者の方、外耳道が狭い方などは耳垢が溜まりやすく、耳垢栓塞になるケースが多く見受けられます。

耳垢栓塞(じこうせんそく)の治療について
ご自分で耳掃除している方が多いと思いますが、閉塞した耳垢を自分で取るのは外耳炎の原因になりますので、速やかに耳鼻咽喉科へお越しください。耳垢を柔らかくするお薬を処方し、特殊な器具を用いて耳垢を取り除きます。

乾性耳垢と湿性耳垢があるので、自分の耳垢の性質を知ることで耳垢に応じたケアをすることができます。湿性耳垢の方の場合は、入浴後に耳の入口を綿棒で引き取るようにしましょう。ご自分で耳掃除している方が多いと思いますが、ご自分で耳掃除するときにはごく外側だけにとどめ、耳の奥は極力触らないことです。他の人に耳掃除をするときも、よく見える場所だけにしたほうが安全です。

そして、日頃のケアとして耳掃除には竹製の耳かきなど固いものは使わず、綿棒などの柔らかく耳の穴の皮膚に傷のつきにくい物で耳の入り口を月1〜2回だけ行うように心掛けましょう。これだけでつらい外耳炎になる確率をグンと減らすことが出来ます。どうしても「耳の奥までキレイにしたい!」という方や、粘性の耳垢の方、お子さんやお年寄りなど耳垢が詰まりやすい方は、数ヶ月に一度でも構いませんので耳鼻科を受診して耳掃除をしてもらうことをお勧めいたします。(耳垢の除去は立派な医療行為として認められています。)

突発性難聴

突発性難聴は、ある日突然、原因不明の難聴が起こる耳の病気です。突発性難聴は30代から60代の人に多く現れ、ストレスや疲労が重なり、体調を崩した場合に起こりやすくなります。

原因は現時点ではよくわかっていませんが、最近の研究ではウイルスの聴神経への感染や血流障害が原因ではないかと考えられています。

突発性難聴の症状
突然片耳、もしくは両耳の聴こえが悪くなる程度のものからまったく聞こえない状態(耳閉感)まで症状の幅があり、音が耳の中に響いて聞こえるなどがあります。また、耳鳴りやめまい、吐き気、嘔吐を伴うこともあります。
突発性難聴の治療について
ステロイド薬・抹消血管拡張薬・血流改善薬・神経代謝賦活薬・ビタミン剤を組み合わせて、内耳の血流と神経の働きの改善を促進します。症状によっては、高圧酸素治療などを行う場合もあります。突発性難聴の患者さんのうち、3分の1は治療すれば完治しますが、残りの3分の2は聴力をある程度回復できますが耳鳴りや難聴が残る場合が多く、重度の場合は聴力の回復が難しいとされています。

突発性難聴の治療は早く始めるほど良いので、突然の難聴を発症した場合は速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

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