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嗅覚障害
嗅覚障害の内容と原因はいろいろありますが、簡単に言うと文字通りにおいを正常に感じられなくなる症状です。においの経路(嗅上皮など)のどこかに障害が起こることで発症します。
原因はアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、感冒(ウイルス)、頭部外傷、脳腫瘍、加齢などが大部分を占めますが、アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状である場合もあります。
- 嗅覚障害の症状
- 一般的に嗅覚障害の症状には次のようなものがあります。
- においがわからない(嗅覚脱失)
- においがわかりづらい場合(嗅覚減退)
- 軽微な悪臭にも耐えられない(嗅覚過敏)
- 本来よいはずのにおいを悪臭と感じる(嗅覚錯誤・異臭症)
- 嗅覚障害の治療について
- 嗅覚障害の治療は、その原因と考えられる病気、例えば副鼻腔炎などがある場合はその病気を治すことが原則です。それと並行して副腎皮質ホルモン薬などを用いた点鼻療法を行っていきます。点鼻療法は現在もっとも効果があるとされており、嗅覚障害の約70%が、治癒あるいは軽快すると言われております。
また、点鼻薬での局所治療が難しい場合は、ネブライザーという加湿器のような機器を使って副腎皮質ホルモン薬を鼻・口から吸入し症状を改善させていく「ネブライザー療法」という治療法も行っていきます。